四国神経・筋センターこのページを印刷する - 四国神経・筋センター

 平成20年4月より徳島病院にサブタイトル「四国神経・筋センター」を付けました。 当院がどのような医療を主として担当していくかを明確にするものであります。 さらに、「四国神経・筋センター」をイメージしたロゴマークも作成しました。

 もともと当院は昭和14年に結核療養所として発足しましたが、 その後の抗結核薬の開発による結核患者の激減を受けて平成13年に結核病棟を閉鎖しました。 今では筋ジストロフィー病棟2個、一般病棟3個の計5個病棟で運営しております。 このように病院のほとんどが神経・筋疾患医療であります。
 

以下年代順に「四国神経・筋センター」としての活動を示します。

  • 昭和39年から四国で唯一の筋ジストロフィー病棟が全国に先駆けて開設されました。
  • 昭和51年から神経難病医療を本格的に開始しました。
  • 平成11年に神経・筋政策医療ネットワークの四国の基幹施設に位置づけられました。
  • 平成12年には徳島県難病医療拠点病院に指命されました。
  • 平成14年から徳島神経疾患症例検討会(西部地区)を立ち上げ、当院研修棟にて2ヵ月毎に地元の医師会とともに症例検討をしています。43回を数えています。
  • 平成15年からは日本神経学会教育施設になり、5名の脳神経内科専門医を中心に診療・研究にあたっています。
  • 平成16年には四国で唯一の神経・筋分野の臨床研究部が併設されました。
  • 平成17年からは四国を視野において神経・筋疾患に特化したセカンドオピニオン外来を開設しています。
  • 平成18年と平成20年には神経・筋政策医療ネットワーク協議会中国四国ブロック会議主催の「神経・筋疾患研修会」を当院主催で実施しました。
  • 平成21年には第一回神経・筋政策医療ネットワーク四国ブロック学術集会を開きました。

 このように、徳島県のみならず広く四国に目を向けて、この名、このマークにふさわしい活動を今後も続けて参ります。 この「四国神経・筋センター」が患者さまやご家族が真に頼りがいのある施設として、学問・学術の拠点として、 そして難病医療に携わる人々の人材育成センターとして大きく発展することを誓っております。
                                     院長 橋口 修二