2階病棟
2階病棟にはALSやパーキンソン病等の神経筋難病の患者さんが多く入院しています。長期療養されている方が多く、病棟は療養の場であると同時に生活の場でもあります。会話によるコミュニケーションが困難な患者さんも多く、中には手を握りしめる、まばたきをするなどの合図により想いを伝えてくれる方もいるため、患者さんが発する些細なサインを見逃さないよう心掛けています。
また、5週間パーキンソン病入院、一般内科外科短期入院の受け入れも行っています。病棟には退院支援の研修を修了した看護師が居り、入院時から安心して退院できるサポート体制を多職種協働で構築できるよう計画的に取り組んでいます。たとえば、医師の指示のもと日常起居動作に伴う訓練を理学療法士と共に実施することで体力や筋力向上に取り組んだり、内服や食事管理をご自身やご家族が行えるよう薬剤師、栄養士、言語聴覚士と共に患者さん一人ひとりの住環境に合わせた援助を考案し実践しています。不安感や悩みの相談には心理士やソーシャルワーカーなどとカンファレンスを開催し情報共有を図り改善、解決に向けた話し合いの場を設けています。長期療養から短期入院の全ての患者さんが安全で安楽に自分らしく生きられるサポートを目標に日々看護を実践しています。