3階病棟
3階病棟は神経筋難病病棟です。主にパーキンソン病、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症などの神経難病やアルツハイマー型認知症などの患者さんが入院されています。
神経難病は進行性疾患であるため、病気の症状が進むと運動機能・呼吸機能・嚥下機能・自律神経などに障害が生じ、日常生活の援助が必要になってきます。人工呼吸器をつけている方から、車椅子、歩行器、杖歩行で入院生活を送られている方など、個々に進行の程度に差があります。
当病棟は、「パーキンソン病意欲高揚エキササイズ入院」があり、当院独自のリハビリメニューを提供しています。パーキンソン病意欲高揚エキササイズ入院は、薬物療法を主体とした治療ではなく、患者さんから「こんなことができたら日常生活が楽しくなるだろうな」と思うことを教えてもらい、それから1つに目標を絞って重点的に訓練を行っています。リハビリのない日はぼちぼち工房と称し、レクリエーション活動を行い、患者さんや家族の思い、ニードを汲み取りながら、患者の能力を最大限に引き出せるよう、温かい看護の実践を目指しています。